2010年7月31日

雨のステイション

そして、ハイ・ファイ・セット「雨のステイション」

つまり俺は荒井由実と松任谷由実が苦手だということだ。別に流れている分にはどうでも良いけど、積極的に良いと思ったことは一度もない。

しかしながら、曲はとても良い。この「中央フリーウェイ」も「雨のステイション」もハイ・ファイ・セットが歌うと本当に名曲。ハイ・ファイ・セットがユーミンの曲をカバーしたアルバムがあるのだけど、それは本当に素晴らしい。ということはどうやらユーミンの歌いまわしと声が苦手の様だ。

歌い手が違うだけでここまで印象が変わるのは面白い。当然ユーミンが良いって人もいるだろうし、オリジネーターなんだけど。

2010年7月30日

もう8月です

もうすぐ、もうすぐまた年を取るらしい。8月に入ったらあっという間に40歳にまた近づく。まさかここまで自分が大きくなるとは思わなかった。

確実に生き物として弱ってきている。年と、その他二つの要因ですっかり弱ってしまった。年を重ねれば、当然知識や経験は山積されていくけれど、結局忘れていくスピードもアップしているはずなのであまり成長はしていない気がする。

一定周期で森から降りていくと、必ず酷い目に遭う。やめれば良いのに降りるから。しかしながらたまには降りないと全体のバランスは取れない。でも酷い目に遭うとバランスは著しく崩れる。全力で一生懸命向き合ったところで、全く無駄。多分思いは絶対に通じない。安部公房じゃないけど、他者との通路の回復は夢のまた夢なのだろう。

結局バランスは悪くて、ぶっ壊れたままずっと続いていく。

2010年7月29日

天空のエスカフローネ

1996年サンライズ製作のアニメ『天空のエスカフローネ』完了。なかなか面白かった。物語はごく普通の女子高生がガイアと呼ばれる世界に入り込んでしまい、そこでの出来事に巻き込まれるという、まるで『幻夢戦記レダ』の様なお話。

ガイアの世界は思いっきりベタなファンタジー世界で、ハイテクだかローテクだかよく分からないマシンが大活躍している。音楽も含め全体的に大袈裟で、少女漫画的要素が強い様に感じた。その辺りも含め、同じサンライズ製作の『コードギアス反逆のルルーシュ』と共通点を多く感じた。

後半に行くに連れヒロインが相当うざったくなったり、物語の収集がつきにくくなってきてしまうのだけど、戦闘シーンの演出がかなり格好良く最後まで見られてしまった。アニメ必殺の「タメ」部分がよく分かっているナイスな演出だった。日本のアニメはこの「タメ」と言うか、「抜きと差し」がうまいものが多い気がする。いくらすごいシーンだったとしても、それがずっと続けば飽きてしまう訳で、そこが分かっていることは大切だろう。

ヒロインの声は坂本真綾様。当時16歳だったらしい。主題歌も歌っている。歌声と同じく透明感のある声は素敵であった。あまりうまくはなかったけど。『荒川アンダーザブリッジ』を最近見たので、その違いが面白かった。

敵国であるザイバッハ帝国の本陣が思いっきり『ブレードランナー』のタイレル社と同じ形だったりして、そこも面白かった。ただ、結城信輝のキャラデザインはどうも好きになれなかったなあ。全体的に顔が長いと言うか、鼻が長くて目がデカイのは気持ち悪かった。アニメとしては面白かった。

2010年7月28日

エアコン

エアコンが辛い。身体が全体的にむくんでいる気がするし、何だか痛い。が、今年の夏はあまりに暑いので、結局つけっぱなしになっている。

去年まで寝るときはエアコンのタイマーを1時間切りにしていた。時折暑すぎて起きてしまったりしたが、基本的にそれで寝られた。が、今年は無理。元々不眠症なので、あまりに暑くて完全に不眠になってしまった。仕方が無いので、ここの所エアコンはずっとつけっぱなし。故に身体がやられている。でもそれなりに寝られるが身体がしんどいのと、寝られないで身体がしんどいのでは迷わず前者を取るので仕方が無い。

そもそも家のエアコンはあまり効かない。もう10年以上使っているものなので仕方が無いと言えばそう。買い換えればよいのかもしれないけど、お金もないし何だか面倒だ。そして車のエアコンも壊れているので、地獄だ。購入したマイファンモバイルは熱風が来るだけだし、周りを見渡しても俺の車だけ窓全開だし。首にぬれタオル巻くと相当マシなことは発見した。当然ながら他人は乗せられない。デートなんてもっての外だ。

今年は暑い。俺が子供の頃、エアコンなんてデパートに行かなければ味わえなかった文明の利器だ。家庭にあったのははめ込み式の、回転式のスイッチを入れると爆音で作動するおかしな機械。しかもあまり効かなかった。何でこんなに暑くなっちゃったんだ。と思いながら、本日もエアコン入れっぱなし。午前中は消しているけど。

2010年7月25日

ラッセルモカシン

russel01.jpgラッセルモカシンのモカシン。何処かの別注品。夏場はやはりこういった靴が良い。ブーツは最早6月頭に全て眠らせた。だって暑いもん。

このラッセル、さすがラッセルだけあって作りが荒い。左右が何だか違う形だし、縫い方もいい加減。別に履きやすいわけでもない。長時間履くと確実に足がつるし。が、何だかこの絶妙な手作り感溢れるクォリティが好きなのだ。マシンメイドでは出せないこのいい加減さ。面白い。

そしてこのモカシン、モカシンの癖にダブルバンプだ。この辺りは別注品らしい。でも実際ダブルバンプだったからって、所詮革だから絶対に浸水すると思うけど。まあ見た目の問題として重要だ。

最近はあまりに暑いので、モカシンばかり履いてしまっている。楽なんだよね。長時間は辛いけど。

一年ぶりに原宿のシャレオツなヘアサロンで髪の毛を切った。前回は5年ぶりくらいに切って、それから一年ぶり。今回は結構短くなった。でも肩より下だけど。

ここ15年以上ずっと長髪だ。一番長かったのは去年の夏。最早腰を余裕でオーバーして、お尻を隠すくらい長かった。さすがに長すぎだったので、去年髪ブラが出来る程度まで切った。一年したらまた伸びたので、今回は結構切った。とにかく暑いし。

で現在は肩より少し下くらいになった。結局長髪なのだけど、随分と軽くなった気がする。頭洗うのも楽になった。これで夏を乗り切る。

2010年7月22日

ジーンズ

rnb108-4_2[1].jpgネットを見ていたら面白そうなジーンズを発見した。フィアレスという岡山のメーカーの23オンスのジーンズ。通常ジーンズって13.5オンスとかなので、ものすごい分厚いのだと思う。しかも赤耳付きのデニム使用で一万円を切っている。

初めてリーバイスの501をアメ横のハナカワで買った時、4000円くらいだった。中二だったな。そして何本も履きつぶして(今で言うところの赤耳の直後、インサイドシングルってやつだ)、何本も買った記憶がある。いつの間にかビンテージブームが来て、リーバイスの501レギュラーはどんどん変な形になって、結局色落ちやら形やらを考えると結構お高いレプリカジーンズを買うしかなかった。

今はそれなりに大人なので、2万円のジーンズは買えるけどよく考えるとおかしい。ジーンズって作業着な訳だから5000円くらいで買えるべきなのだ。プレミアムジーンズとか言って変なデザインを加えて、やたら値段が高いのは本当にダサい。実際アメリカに行くとK-MARTとかでどうでもいいジーンズが30ドルくらいで買えるのだけど、とても格好悪い。

フィアレスのジーンズはクォリティと値段が合ってそうで面白い。でもすでにジーンズは腐るほどあるので、いらないし買わないんだけどね。今だったらどうでも良いレギュラーのリーバイスが欲しいな。本当、どうも良いやつ。

2010年7月21日

グレープフルーツ

グレープフルーツがおいしい。昔は全然好きではなかったのに、ここ最近しょっちゅう食べている。丁度シーズンだし。

グレープフルーツと言えば、子供の頃両親が朝によく食べていた。見た目はとてもおいしそうだったので何度かチャレンジしてみたが、その苦味が無理だった。見た目のジューシーさはとても美味しそうに見えたのだけど。

そして現在。何となくスーパーで買ってみて食べたらこれがおいしい。苦味も全然美味しく感じる。砂糖をかけて食べると絶妙にうまい。しかしながら食べるところが少ないのはいただけない。ピンクと普通のがあるけど、俺は普通の黄色い方が好み。さっぱりしている気がする。

味覚は確実に変わる。現にここ10年で辛いものもすっかり食べられるようになってしまったし、逆にダメになってしまったものもある。とんこつラーメンも無理になったし、肉もそんなに食べなくなってしまった。人間は変わるのだ。

それにしても毎日食べてるな。はまるとずっとそればかりになってしまう偏執的な性格。トウモロコシも最近毎日食べていたが、さすがに最近飽きてきて食べてない。

2010年7月20日

安部公房

以前もリンクした安部公房のインタビュー。何度見ても本質的で、素晴らしい内容をさらっと言っている。地図になぞらえて、「無限の情報」という話をしてそれが入っていなければ作品とは言えないという部分。とても普遍的で、小説に限らず全ての表現活動に言えることではないだろうか。

見る度に発見があるのだけど、今回は後半の「他者とは何か」「他者との通路を回復しない限り、人間の関係というものは本当のものはできないんだ」という所が心に染みた。

「他者との通路」という言い回しが独特で、とても安部公房らしいと思った。結局人間は生きている限り、他者とのコミュニケーション、社会へのコミットは避けられない。でもそこには確実に壁が存在しているわけで、完全なる相互理解があり得ないということを前提に考えるならば、全く無駄にすら感じてしまう。何をやっても理解し合えないので無駄ということになる。

でも人間の面白くも素敵なところは、最終的にディスコミュニケーションになって失い続けるのが分かっていながら、コミュニケーションは止められない所ではないか。どうせ他人が自分の思い通りになる訳がないけど、一瞬でも他者との通路の回復ができる幻想を見てしまう。実際一瞬だったらあり得るような気がするけど、それすら幻想かもしれない。

年を重ねれば重ねるほど、と言ってもそこそこ若いけど、コミュニケーションの問題ってすごく気になって来る。昔は勢いで押していたけど、他者には当然ながら「心」や「気持ち」というものが確実に存在していて、それを蔑ろにしたり、踏みにじったりすれば他者との通路は回復しないということが分かってしまった。

しかしながらいくら他者を慮ったところで、他者は全然気にしてくれないかもしれない。それどころか、こちらとの通路をひたすら埋めようとしてくるかもしれないのだ。そこの思いの差異に作品を作ったりするモチベーションが落ちているのかもしれない。絶対にクリアできないことだからこそ、考えなくてはいけないことなのだ。

「人間ってしょせんいつでも何かを失っていく方が幸せだと思った」

その通りだと思う。何でもかんでも手に入れて行くのは無理だ。酷い目にあって、失い続ければ手に入るものもあるだろうし、失って精神的に辛かったとしても、どうせその内時間が経てば忘れてしまう。記憶には残るけど、痛みや悲しみはほとんどなくなっていく。そんなものだ。

ただ、失ってしばらくは酷く傷つくし、辛い。その中でまた、全然違う他者との通路の回復作業も始まるかもしれないし、何だかグルグル思考が回ってやっぱり答えなんて出やしないや。少なくとも安部公房はやっぱりものすごい作家だったというこは分かった。

2010年7月19日

最近の動向

楽しそうだったので久々に森から街に降りたら、酷い目に合わされた。最近はそんな感じ。

何だ、だったら森にいた方がよっぽど幸せだったなあ。

2010年7月18日

Asobi Seksu Blond redhead

昔からシューゲイザー系は好きなのだけど、最近また盛り上がっている。すっかりシューゲイザーになったBlondredheadの「23」も最高なのだけど、最近教えてもらったAsobiSeksu(すごいバンド名)も最高だ。

BlondredheadにしろAsobiSeksuにしろ、ボーカルが日本人の女性というのが面白い。AsobiSeksuの人はあまり日本語が話せないらしいが、日本語の曲も結構あって興味深い。

曲調はまるで90年代に戻ったかのようなジザメリ具合。グワーと来る音像は確実に2000年オーバーなのだけど、何だかネオアコ(レザーカッツとか)の香りもして面白い。

時代は進んで、音像を満足行くまで作り込めるようになった。だからこそセンスが問われているし、面白い音楽も出てくるようになっている。音像というか空間をコントロールできるようになった感じなのかな。

 

2010年7月17日

キラキラ

安達哲、『キラキラ』読了。最近だと『ご姉弟物語A.K.A.バカ姉弟』で有名な安達哲の初期作品。安達哲は好きで、『さくらの唄』、『お天気お姉さん』と読んできた。

内容は青春の甘酸っぱい恋、挫折、葛藤、自意識をネガティブかつあっけらかんと描いた学園モノ。高校生の時週刊少年マガジンに連載していたのだけど、後半に行くに連れどんどん少年誌の内容ではなくなっていった記憶があったが、その通りであった。流れはこの後の『さくらの唄』と同じ感じだ。

この作品からすでに『バカ姉弟』的なギャグもそこかしこに見られてすごく面白い。時にせつないし、すれ違うし、何と言うか当然こんな生活送ったことないのだけど、送ったことがある気にさせられる。「トリガー」の作り方がとてもうまいのだろう。

現実で人は人とすれ違うことがとても多い。だって他人が自分の思惑通りに動くはずがないから。『キラキラ』は特にその辺りのトリガーをうまく引いて、読者を引き込んでいるような気がした。すれ違い。つまりせつなさってことだと思うのだけど、うんエモいね。

80年代後半の作品なので、文化的には古く感じるのだけど内容は今読んでも面白い。単行本はどうも絶版みたいだ。

2010年7月16日

ぺんてる airpenMINI

ぺんてる airpenMINI、面白そう。実際に手書きで書いたものが、そのままデジタル化されデータになる。もちろんボールペンなので、実際の紙にも残るはず。

こういったアナログとデジタルの中間デバイスみたいなものが今後普及するのかもしれない。と書いて終りにしたい所だったけど、よく考えるとこれ必要なのかな。

少なくとも俺にはそこまで必要ない。モノとしての興味はあれど、別にデジタル化しなくても必要な時に必要な分だけ整理してデジタルにすれば良いのではないだろうか。必要な時に必要なだけちゃんと「整理」する。この思考がアナログで大切な事ではないだろうか。

思考の整理に少なくともコンピュータって向いていないと思っている。宮崎駿ではないけど、整理は紙とえんぴつがあれば十分。同様の理由でポメラもそこまで必要じゃないかな。二つともモノとしては欲しいけど。

全体的にモレスキンとペンがあれば何の問題もない。スケジュールはGoogleCalenderになってしまったが。

 

2010年7月15日

Workers Haversack

5-16[1].jpgお馴染みWorkersさんからショルダーバッグが到着。相変わらず細かいところまでこだわったプロダクトで関心した。

鞄は好きなので結構な数を使ってきたし、結構な数を持っているけど結局頻繁に使うものは決まってしまう。丈夫で持ちやすいのが結局一番よい。これがなかなかないのだ。もちろん見た目も重要なのだけど。

今回のHaversack、相変わらず素材感は素朴でシンプルなのだけど素敵だ。作りもシンプルなのだけど、何と言うか味がある。縫製も全て綿糸。全体的に今のマスプロダクトでは出せない味や面白さがWorkersの製品にはある気がする。それ故の危うさもあると思うのだけど、そのバランス感がとても興味深い。

まだ全然使い込んでいないので何とも言えないが、使い込んで味が出てからが良さそうな鞄だ。パラフィン加工された帆布生地、上質なレザー、ブラス、全てがアナログで味の出る素材。昔はこれが当たり前だった訳で、現代的なものも嫌いではないけど手触りと佇まいはやっぱりかなわない。

少しストラップが長いのが気になるのでどうしようかと思っている。ストラップが長いと重さを感じやすい。少し短めで身体にフィットするくらいが好みなのだ。