2006年1月12日

大久保清の犯罪

ビートたけし主演のテレビドラマ『大久保清の犯罪』を約20年ぶりに見た。小学生の頃テレビで見てやたら面白くて、ずっと見たかったんだけど当然DVDなんてリリースされている訳がなく、頼みの綱はビデオだったんだけどとっくに廃盤でなかなか見る事ができなかった映像だ。前のバイト先がレアもの映像を扱っている所で、そこで激安バーゲン(600円)になっていたので即購入。

子供の頃の記憶だから今見て果たして面白いのかが結構不安だったんだけど、これがどうしてものすげえ面白い。特にたけし。すごい。当然連続婦女暴行殺人犯の大久保清を演じているんだけど正にはまり役。相当怪しくて、うさん臭くて、薄気味悪い役回りは最近の北野武しか知らない若者には衝撃であろう。
取り調べする刑事に佐藤慶。俺佐藤慶って大好きなんだよね。昔の松田優作の映画にもかなりの確率で悪役で出てるし、何と言ってもこれまた小学生の頃に見たNHKドラマ『価格破壊』とかのシリーズに出てて子供ながらにマジでかっこいいと思った。同時に山崎努も当時は大好きだったんだが(嫌な小学生だな)、最近は結構軽めのドラマに出てくる様になったので好きではなくなってしまった。佐藤慶はとにかく佇まい、声、重い演技が素晴らしい。こんなに刑事がよく着ている様なベージュのステンカラーコートが似合う人っていないのではないだろうか。

物語は日本が誇る連続婦女暴行殺人犯、大久保清がいかにして犯罪を犯し、いかにして死刑になって行くかを淡々と描いて行く。決してドラマッチックにならず非常に地味なのだが、重厚で味のある今時見られない様な素晴らしいドラマだ。こういった骨太なドラマが今は全然見られなくなってしまったのが非常に残念。
他にも実録シリーズみたいなのが当時何本かあって、イエスの方舟事件の千石イエスを演じた作品もある。こちらにも佐藤慶は出演してる。これも前のバイト先にあったんだよなあ。買っとけば良かった。

ちなみに三上寛も出演してるよ。