サスペクト・ゼロ
『サスペクト・ゼロ』を見た。この映画の監督はE・エリアス・マーヒッジといって、俺が多大な影響を受けた『BEGOTTEN』の監督だ。『BEGOTTETN』はなぜかDVDが廃盤になっていて、普通では見られない作品になってしまった。これはすごい作品なんだよね。白黒でひたすら画面全体にノイズが走っていて、ひたすら気持ち悪い行為が何の意味もなく続くという拷問に近い映画。世界観が異様にかっこよくて、相当パクらせてもらった。
で今回の『サスペクト・ゼロ』。『BEGOTTEN』一本で消えたかと思って、チェックしていなかったんだけど、まだ全然生き残って映画を撮ってたのね。
見た感想は、この映画はもろに『セブン』を意識しているってこと。もう最初から最後まで思いっきり『セブン』のエピゴーネンだね。何故か未だに残ってる公式サイトでも「ついにセブンを超えた!」とか言っちゃってんの。ちょっと可哀想な気がする。
でもやっぱり『BEGOTTEN』を撮っただけあって、全体の世界観の作りこみやショットのかっこよさなんかはすごい。俺の大好きな「良い意味でのゴス」感が非常に良い。所々に『BEGOTTEN』のようなノイズパートもあってなかなか。
それなりに面白いから、世界観を楽しみたいということであれば見たほうがいいかも。でもオリジナリティーはないな。ひょっとしたら大人の事情でこういう映画になったのかもしれない。
ちなみに『マトリックス』のトリニティー役のキャリー・アン・モスが出演してるんだけど、相当おばあさん度が高かかった。『リローデッド』の時点で危険だったけど。
