おしゃれ手帖
長尾謙一郎の『おしゃれ手帖』全巻を読破した。連載当時から、飛び飛びで読んでいたんだけど、まとめて読むのは初めて。改めてものすごい漫画だと思った。
連載当初は小嶋功(黄桜河童の人ね)タッチの単なるギャグマンガだったんだが、中盤以降本当におかしくなっていく。最早ギャグ漫画というより、相当薄気味悪い漫画になっていく。そこからがとにかく最高。
中盤、バブルがまだ終わっていないと信じている先生が何故か世の中の全てが分かったり、その先生がピンチになると突然、横浜ベイブリッジのボルトに転生した兄が現れたりするあたりからバーストしていく。
最終巻近辺になると、完全に前衛漫画になる。全く持ってデビッド・リンチになってしまう。リンチの映画とほとんど同じシチュエーションがあることからも、作者のリンチ好きが伺える。まさかリンチがギャグ漫画に転生するとは思わなかった。
絵もどんどんリアルタッチに変わっていって本当薄気味悪くて最高。爆笑できるけど、ものすごい不気味。すごい。
同じ作者が今現在連載中の『ギャラクシー銀座』も相当やばい。ママさんコーラスに参加しているおばさんが突然宇宙人を口から吐いたりする。
とにかく読まないと分からないので、読んでくれ。
