2007年9月13日

渚にて

突然、ネビル・シュートの『渚にて』を読みたくなった。以前読んだことがあって、その強烈な黄昏感にやられてしまった。物語は以下。

第三次大戦が勃発し、ソ連と北大西洋条約諸国との交戦はソ中戦争へとエスカレートした。水爆とコバルト爆弾の炸裂する戦争はすぐに終結したが、放射能におおわれた北半球の諸国は死滅していった。アメリカ原子力潜水艦スコーピオン号は放射能帯を避けたが、人類の最後は目前に迫っていた……。迫真の感動をもって迫る名編。--amazonより引用--


言葉にすると若干安っぽい設定な気がするが、これが実際読むと本当に号泣もの。

「全てを失い続ける」人達の心理が、淡々と描かれている。俺、喪失感を感じさせる物語って大好きなので、この本はいいよな。物語の最後は悲しみで溢れていないと。

安っぽいカタルシスや、ハッピーエンドなんて全くいらない。読後に呆然とさせられるものが最高だ。ちなみに映画もグレゴリー・ペック主演であるらしいが、未見。