バニシングポイント
久々に『バニシングポイント』を見た。かなり前に見ているはずなんだけど、すっかり忘れていた。見直して分かったのだけど、この映画、内容が全然ないので、すっかり忘れていたらしい。
物語は一応あって、元ベトナム帰還兵で元レーサーで元警官であり(この時点で馬鹿馬鹿しいことこの上ない)、現職は車の陸送屋である主人公、コワルスキーは陸送依頼の出ているダッジチャレンジャーでサンフランシスコを目指す。別に急ぎの仕事ではないはずなのに、何故か急いで車を発信させるコワルスキー。もちろん、寝ないのでシャブをガン決め。
途中でスピード違反で白バイに捕まりそうになるも、元レーサーのテクニックで逃げ切る。そうこうしている内にあれよあれよという間に、話がでかくなり、ラジオの有名DJも巻き込んで、反逆のヒーロー扱いに。警察もスピード違反だけなのに、何故か包囲網を徹底的に敷いたりと、意味が不明な展開に。
そして、ラストは衝撃にの展開に。と言うか、アメリカンニューシネマ必殺の展開なんだけど。
最初から最後までずっとダッジチャレンジャーが格好良く走るだけという、恐ろしいくらい退屈な映画なんだけど、当時の風俗、ファッション、そして車が格好良すぎて見てしまう。
一応、思想としては警察権力への抵抗、いつの間にかマスコミによってヒーローに祭り上げられてしまう不条理さに対する疑問、なんかがあるんだろうけど、そこに重点を置いた演出は見られない。どうでも良さそうだ。「何となく」、その一言でできている映画。
