アンドロイドは電気羊の夢を見るか
言わずと知れた映画『ブレードランナー』の原作、『アンドロイドは電気羊の夢を見るか』を読み直している。久々に読み返したのでほとんど忘れていた。
これが本当に面白い。映画とは全然違うのだけど、原作は原作で素晴らしい。「人間とは何か」、考えさせられる。ディックは大好きでほとんど全部読んでいると思うのだけど、単なるSFではなく神学的な部分や哲学的な部分が多分にあって面白い。『聖なる侵入』と『ヴァリス』は読めなかったけど。
『電気羊はアンドロイドの夢を見るか』でもメインテーマではないにしろ、ディック必殺の平行世界的展開が炸裂している。平行世界という観点から見ると、いやディックの中で一番の名作は『虚空の眼』なのだけど。
しかしこの新装版の表紙が今一だなあ。イラストレーターのトレースが下手なのかなあと思ってしまうようなデザイン。多分そうではないのだろうけど。
