2010年4月22日

1Q84 Book3

村上春樹『1Q84 Book3』読了。結構忙しかったのだけど、電車の中、就寝前の時間を縫って読みまくった。

何となく予想はしていたのだけど、Book1、2の方が面白かった。全てが明快になるわけではないのだけど、Book3は説明しすぎてしまっていてそこが今ひとつであった。やはり「何だかよく分からない」要素が多い方が面白い。たぶん。

とは言え、内容は十分面白いし、本当文章がうまいと思った。村上春樹がすごいと思うところは、とにかくアブストラクトで意味不明な、正体も不明な邪悪なものを、非常に分かりやすい文章で表現できるところ。抽象的なことをひたすら具体的に説明できるその文章。よく考えると、内容は全然一般受けしそうにはないのだけど、何故か受けるこの面白さ。

これでBook4が出たら興ざめだけど、まあ多分出ない気がする。新作に期待しています。