死にたくなるもの
昔から暗い音楽が好きだ。音楽に限らず、映画も本もそう。明るくて前向きなものはどうも好きになれない。ただでさえ生きてるってことは嘘臭いはずなのに、人生賛歌、歯が浮くような恋愛歌なんて聴けるはずがない。
人間っていつかは絶対死んでしまうわけで、それが俺はとても怖い。だからこそ死の匂いに惹かれるのかもしれない。逆のものに魅力を感じるということかな。徹底的に打ちのめして欲しい。
聴いたり見たりしていると死にたくなるものが大好きだ。自分のセンチメンタルスイッチを押しまくり、死にたくなるものがたまらない。だからと言って実際に死にたいとは思わないけれど。全力で生きてる。
「鬱だ」「闇」「病み」とかいった言葉を聞くけれど、よく聞いてみると全然そうじゃない。単にかまって欲しいだけだ。結局、愛だの恋だの言ってる歌や映画に中途半端に癒されているのがその証拠ではないだろうか。ちゃんとコミュニケーションを取らないで、よくもまあそんな自分勝手なことが言えると思う。おっさんの意見だけど。
死にたくなるものを見たり聴いたりしていると、センチメンタルと共に強烈な後悔の念が襲ってくる。自分が情けなかった、何も出来なかった事を思い出す。それを怒りに変え、まあ何とかやってきた気がする。たまに潰れるけど。
上の曲は当然森田童子。このライブ盤が最高な訳なのです。途中で入るギョッとする内容のMCも素敵。そして何より喋り声が素晴らしい。「~な訳です」が口癖らしいけどそこも何だかとても独特な訳です。
下の映像は死にたくなる映画No.1『ツィゴイネルワイゼン』。音だけの花火を見上げるシーンが死にたくなるポイント。素晴らしい映画。そして大楠道代が美しい。
