2011年12月15日

キヤノンVSニコン

スチルが35mmの時はニコンのカメラが優勢だったように記憶している。F3、F4、FM2、自分が学生で写真の授業を受けていた時はそんなカメラを沢山見ていた気がする。

時代は何年も前からデジタルに変わった。ムービーも、もちろんスチルも。デジタルに代わってから、カメラは、特に高級一眼はキヤノンが俄然優勢になった気がする。5Dmk2は動画も本当に綺麗に撮影できるので、重宝している。

さて、この動画。下らないのだけど、ものすごくちゃんとできている。今の御時世を表すかのように、キヤノンが正義の味方だ。オチは夢オチかよって思ったけど、ベタだけどよくできてる。本気でやると何でも面白くなるんだよ。

2011年8月18日

トランスフォーマー リベンジ

『トランスフォーマーリベンジ』を観た。相変わらず、最高につまらない映画だった。が、それを補ってお釣りがものすごく来るくらいの映像クォリティがあった。とにかくすごかった。まるでCG博覧会。

物語なんてどうでも良い。だって、ロボ同士が戦って、人間がそれにちょっと関係する、くらいしか物語はないのだ。それでパート3まで作ってしまう辺りがすごい。物語なんて分かってなくても、これでもかの映像で全然見られてしまう。現に前作、前々作の物語をさっぱり忘れていたけど全く問題なかった。

特にすごかったのはラスト、主人公が立てこもる高層ビルが倒壊して、そのビルがだんだん斜めになって行く所に、トランスフォーマーが絡んでもうグチャグチャになる所。最早何をやっているのかさっぱり分からないレベルの映像が繰り広げられていた。ちょっと笑ったもん。凄すぎた。映像ってここまで出来るようになったのね。金をかければ、の話だけど。

トランスフォーマーの質感もすごかった。何だろう、最早金属でもないし、CGでもない様な独特の質感が出てしまっている。何だろうこの新しい感覚。3D上映で観たのだけど、この映画、完全にそれを意識して作られている。だから既存の映画を観る感覚をこの映画に当てはめてはいけない気がする。すごい飛び出す、観たことない映像。それでいいのではないか。もちろん、見た目があんまりなヒロインも飛び出していた。

勿論普通に映画好きなので、色々感じたことはあるのだけど、それを封じ込めるような妙な説得力、間違いなく力技なのだけど、それがあった。ま、あと1ヶ月すれば「すげえ」という中学生感覚以外は全て忘却の彼方な映画なんだけども。あ、そうだ、ベンツSLSがトランスフォームするのは最高だった。丁度ちょっと前に街中でSLSを見た後だったので。あの車すごい。

2011年7月 8日

SUPER8

『SUPER8』を観た。最初の10分で確信したけど、今年一番の傑作。すごく面白かった。途中ダレる事も特になく、最後まで本当に楽しめた。とても映画らしい映画であった。

何と言うか、映画やモノを一度でも作ったことがある人間ならば共感せざるを得ないというか、中学生くらいの時を思い出したというか、とても懐かしい気分にさせてくれた。夏休みになる前の学校、たくさん停められた自転車がどんどん無くなって行く。これから何かが起こるような、そんな感覚。

随所に散りばめられた笑いもクォリティが高かった。「美人のお姉さん」と言いながら、全然美人でなかったり、フィルムを現像する店の店員がヒッピーみたいなやつでラリっていたり。主演の子供たちも素晴らしかった。女の子はとてもかわいらしいし、ゲロをずっと吐いてるやつも最高だし、デブの監督も良いし、空気が読めない前歯を矯正しているやつも最高だった。70年代後半から80年代前半にかけての物語。俺も小学生だった時代だけど、確かに記憶にある。アメリカ、まだ輝いていた。

80年代は最早ノスタルジックな時代なんだ。そこに宇宙人が絡んでくるなんて最高じゃないか。おもいっきり未知との遭遇みたいだ。とても傑作。こんな映画がたくさん見たいんだ。


2011年5月16日

ブラックスワン

ブラックスワンを観てきた。ダーレン・アロノフスキーの新作。『π』、『レクイエムフォードリーム』、『レスラー』と面白かったので期待していた。(『ファウンテン』は面白くなかった。ビジュアルイメージは面白かったけど)

なかなか面白かった。この人の映画は派手な映画ではないので、強烈に面白かったという印象はないのだけど、小さい範囲でうまくまとまっている映画という印象。ザラッと増感した様な映像に、手持ちのカメラ。ずっと不安を煽るようなショットとカット繋ぎ。息が詰まる感じなのだけど、ギリギリ詰まらないバランスがなかなかであった。全編に渡って暗い感じのイメージしかないのも好み。

この映画、どうやら苦手な人もいるらしい。確かに生理的に嫌悪するようなシーンが結構あるのでそれが理由だろう。多分倫理的にちゃんとしている人向けではない気がした。最初から最後まで一見真面目な女の子の妄想がずっと続く映画だから。恐らく他人の妄想程気持ち悪いものはないわけで、そこを覗き見る面白さが分からないと理解できないと思う。

しかしながら観終わった後、実は相当ハッピーエンドな映画だなと思った。妄想の果てに現実までもが変質していく感じ。主人公は散々な目に合っていると思いきや、実は全部ハッピーエンドの為の妄想(演出)だったと分かる。

ナタリー・ポートマンの演技もよかったけど、とにかく彼女のファッションがかわいらしかった。上質なニットを着ているのだけど、センスがとてもよろしい。色はパステル系なのだけど、全然ファンシーではなくて女子のお洒落ってこうありたいって勝手に思った。ファッションセンスって重要なんだ。多分直らないし。

全体的に古いオカルト映画を観ているような雰囲気だった。生理的に気持ち悪いシーンはCGを使っていたけど、全体の雰囲気がオカルト。今敏監督の『パーフェクトブルー』とほぼ同じシーンがあるというのが話題になっていたし確かにそうだったけど、俺は楳図かずおを思い出した。『おろち』にありそうな話であった。

2011年3月14日

Black Swan

かねてから見たかった映画。早く普通に電車で映画館に行って、普通に映画を見て帰ってきたい。

2011年2月 3日

ソーシャルネットワーク

『ソーシャルネットワーク』を観た。FACEBOOKの創始者マーク・ザッカーバーグの物語。どうやらほとんどフィクションみたいだけど、それなりに楽しめた。

監督はデビッド・フィンチャー。随分と普通の映画を撮る様になったもんだと思った。所々にらしい感じはあったけど、基本的に正攻法で攻めていてそこはなかなかだった。上映時間の2時間は飽きずに見られたけど、ものすごい面白いかって言ったら結構微妙な映画だった。全体的に平坦な印象。

劇中でザッカーバーグが使用しているVAIOのOSがリナックスだったりするのは面白かった。ちゃんとリアリティがある。そして一瞬だけ流れるデッケネのCalifornia Uber Allesが流れて、そこはものすごい盛り上がった。一瞬だけど。

そして世界共通でナードな人たちは早口という法則性をちゃんと分かっていて、そこは面白かった。本当、世界共通でものすごい早口。以前仕事をしたアメリカ人の音楽オタクも超絶な早口だった。喋りだすと止まらないみたいな。

2011年1月29日

インド版ターミネーター

 トルコ版スターウォーズやら、~版という有名作品のパチモノって結構ある気がするけど、これはすさまじかった。『インド版ターミネーター』!少しロボコップも混じっている。とにかく頭悪いパチモノ臭いシチュエーションがものすごいハイクォリティで延々展開される。素晴らしすぎて目からウロコが落ちまくった。こんな勘違い、してみたい。

インド映画ってCGの印象なかったのだけど、結構すごいことになっているのかもしれない。いやあ久々びっくりした。

2011年1月28日

Rubber -衝撃!タイヤがシリアルキラーに

これは酷い、そして衝撃。今まで宇宙人やらモンスターやらが人間を殺しまくる映画はあったけど、まさかタイヤが殺しまくるとは。意味が全然分からない。何だろう、これ。

トレーラーを見て思ったのは、タイヤが妙に擬人化されていること。全く無意味。何でシャワー浴びてんだ。本当、無意味。無意味って素晴らしい。ちょっと見たい。

2011年1月 3日

アレハンドロ・ホドロフスキー DVD-BOX

やっと『アレハンドロ・ホドロフスキー DVD-BOX』がリリースされるようだ。所有している10年くらい前にリリースされたボックス(あのタロットカードが付いたものね)は廃番だし(結構なプレミアがついている)、正直画質も今一だった。今回のものは恐らく、米アンカーベイが3年くらい前にリリースしたリマスター版をローカライズしたものだと思う。20年以上ホドロフスキーのファンであるので当然その輸入盤も持っている。

その米アンカーベイ版。画質は衝撃的に奇麗。別物みたいになってる。買って損はないと思うのだけど、値段がちょっとお高い。アンカーベイ版は色々含めて6枚組だった。しかも昔のエントリー見ていたらそれで30ドル!日本版は4枚組で安くなって1万円。アンカーベイ版のボックスはすでに売ってないけど、ちょっと高すぎる。アンカーベイ版を持っている身としては悩んでしまうなあ。以前の日本版ボックスもあるし。

更に権利関係が違いそうだから仕方ないのだろうけど、『サンタサングレ』が入っていないのはいかがなものだろうか。前のボックスには入っていたのにね。個人的には結構好きな作品なので入れて欲しい。

というわけで購入しようかどうか迷ってます。

2010年11月12日

マチェーテ

観てきた!『マチェーテ』!期待以上に素晴らしい作品であった。今年ナンバーワンの称号を与えたいと思う。映像のセンス、音楽、素晴らしかった。

元々は『グラインドハウス』でフェイクトレーラーとして流れていた作品。その時点で爆笑していたけど、まさか本当に映画として制作されるとは思ってもみなかった。その面白さも満点を差し上げたい。

物語はあってないようなもの。主人公、通称マチェーテ捜査官が陰謀により奥さんと子供を惨殺され、アメリカに逃亡していた所にものすごい偶然で敵と戦うことになる。でももうね、話は本当どうでもよろしい。とにかく格好良いシチュエーションのてんこ盛り。爆笑できるのだけど、ものすごいスタイリッシュで格好良い。残酷描写も最高潮。

この作品でロバート・ロドリゲスの凄さを確信した。もちろんその他『シン・シティ』、『グラインドハウス』も最高だったのだけど。とにかくものすごい計算して作っているのがすごい。分かってる。もちろん意図しない全力で面白くなってしまっている、天然系の作品も好きだけど、ロバート・ロドリゲスは分かって作ってる感じがすごい。素晴らしいセンスだ。

出演陣も豪華。特にミッシェル・ロドリゲス、ジェシカ・アルバの女性陣が格好良すぎ。そしてヤク中の役で地で演技のリンジー・ローハンも最高。おっぱいも見られたし。ロバート・ロドリゲスは女性を美しく撮るのではなく、エロく撮るのが本当にうまい。70年代の映画みたいに汚いのだけど、何だかエロくて魅力的な感じであろうか。

その他も書きたいことは沢山ある気がするが、とにかく劇場で見て欲しい映画。突っ込みどころが大きく口を開けて、全力で待っている感じだろうか。こんな映画が作られなくなったら、映画は終わり。

2010年10月25日

レグザ -遂に地デジ降臨-

遂にハイビジョンのテレビを買ってしまった。生まれて初めて自分のお金で買ったテレビ。思えば、最初のテレビは19インチのブラウン管。父親のお下がり。それを随分と長いこと使用して、次は祖母のお下がりの21インチブラウン管。一応映像を生業としているけど、テレビには全くこだわりがなかった。マスモニあるし。

しかしながらそろそろHDのテレビが欲しいと思っていたし、エコポイントとやらも終了間近、テレビ自体の値段も随分安くなったのもあって購入。最初は32インチが良いかなと思ってそのフルハイビジョンを探していたのだけど、どうにも数が少ないし割高。詳しく調べてみたら、32インチだと小さいのでフルハイビジョンの意味があまりなく、メーカーも作っていないらしい。なので、37インチの購入を決定。

次はメーカーと機能。どう考えても東芝レグザが安い。LEDパネルでUSB外付けハードディスクに録画可能、LANも付いている。こうなってくるとテレビは最早パソコン化している。すごいなあ。結局東芝レグザ、37インチRE1というLEDパネルのものを購入。

到着して設置。ここで衝撃の事実が。AVラックとて使用しているものに横サイズはぴったりだったのだけど、縦がスタンドを付けると入らないことが判明(笑)。仕方ないので、棚板を動かそうと思ったが、固すぎてどう考えても一人では無理。近所の友人に助けを求め、何とか設置完了。あせった。荒井注のカラオケボックスの話を思い出した。

設置して初めて見たDVDは吉川晃司、Drastic Modern Times Tourのレア映像。本当、最悪のチョイスで爆笑しながら鑑賞した。その後はちゃんと『スターシップトルーパーズ』も見た。アナログ入力でDVDでも結構画質がんばることが分かった。

テレビの画質は標準だと民生機にありがちな、バチバチに色が派手な感じで目に痛い。でも、モードを変えると自然な感じになって気にならなくなった。斜めから見ても、そこまで気にならないかな。映り込みは結構あるけど、これは仕方がないみたい。基本的にどの機種を見ても映りこむし、そもそもブラウン管だって映り込みは結構あったし。

テレビを買って思ったのは、接続のケーブルなんかが全然変わってしまったということ。昔のアナログコンポジットも一応付いているけど、解像度が高いので画質的に微妙。滲んでしまう。HDMIは綺麗なので、基本的にそれで接続したいところなんだけど、如何せん我が家の映像家電は古いのでD端子が最新。ところがD端子って著作権がらみで廃止の方向に動いているらしく、レグザにも一系統しか付いていなかった。近々D端子セレクターを買って何とかする予定。そしてケーブルの値段が高い。アマゾンオリジナルはやけに安いけど。

HDMIで唯一接続できるのはMAC。家のMACPROはminiDVIポートが付いているので、そこからHDMIに変換するケーブルを使ってレグザに出力する予定。miniDVIからHDMIに直接変換するケーブルは秋葉館が売っていた。こうすれば、デュアルディスプレイ環境になるわけで、MACで再生したアニメや映画がレグザで映るはず。多分。

ここまで書いて思ったのだけど、今時のテレビって異様に複雑だ。老人なんて分かるはずがない。自分だってすっかりおっさんになったので、面倒で仕方がない。しかもテレビ買っておしまいってわけではなく、ケーブルやらその他もろもろの機材に結構な金がかかる。一気に揃わないし。せめて一気にそろって欲しかった。

いずれにせよ、セッティングにはもうしばらく時間がかかりそう。あせらずじっくりやります。でも画面が大きいって快適だなあ。

2010年9月 9日

クロマキー

最早写真には本当がないのは当たり前だと思っていたけど、映像にも本当はないってことの証明。クロマキーってここまで進化していたんだ。

マッチムーブっていうのだっけかな。三次元的に動きの辻褄を合わせて合成。こうなってくると、本当に何でも出来る気がする。もちろん合成する技術や、撮影技術は必要だろうけど。TVドラマでこれくらいやるのだから、映画なんかだともっとすごいのだろうな。こりゃ本当の事は何処にもないね。

2010年9月 3日

マチューテ

ロバート・ロドリゲスの新作『マチューテ』のトレーラー。何処かで見たことあるなと思ったら、『グラインドハウス』でフェイクトレーラーとして流れていた映画だよね、これ。トレーラー見た時点で爆笑してたけど、ちゃんと独立した作品になるとは。

相変わらずセンスが良さそうで。ジェシカ・アルバも出てるし、これは日本公開して欲しい。

2010年8月14日

死にたくなるもの

昔から暗い音楽が好きだ。音楽に限らず、映画も本もそう。明るくて前向きなものはどうも好きになれない。ただでさえ生きてるってことは嘘臭いはずなのに、人生賛歌、歯が浮くような恋愛歌なんて聴けるはずがない。

人間っていつかは絶対死んでしまうわけで、それが俺はとても怖い。だからこそ死の匂いに惹かれるのかもしれない。逆のものに魅力を感じるということかな。徹底的に打ちのめして欲しい。

聴いたり見たりしていると死にたくなるものが大好きだ。自分のセンチメンタルスイッチを押しまくり、死にたくなるものがたまらない。だからと言って実際に死にたいとは思わないけれど。全力で生きてる。

「鬱だ」「闇」「病み」とかいった言葉を聞くけれど、よく聞いてみると全然そうじゃない。単にかまって欲しいだけだ。結局、愛だの恋だの言ってる歌や映画に中途半端に癒されているのがその証拠ではないだろうか。ちゃんとコミュニケーションを取らないで、よくもまあそんな自分勝手なことが言えると思う。おっさんの意見だけど。

死にたくなるものを見たり聴いたりしていると、センチメンタルと共に強烈な後悔の念が襲ってくる。自分が情けなかった、何も出来なかった事を思い出す。それを怒りに変え、まあ何とかやってきた気がする。たまに潰れるけど。

上の曲は当然森田童子。このライブ盤が最高な訳なのです。途中で入るギョッとする内容のMCも素敵。そして何より喋り声が素晴らしい。「~な訳です」が口癖らしいけどそこも何だかとても独特な訳です。

下の映像は死にたくなる映画No.1『ツィゴイネルワイゼン』。音だけの花火を見上げるシーンが死にたくなるポイント。素晴らしい映画。そして大楠道代が美しい。