2010年1月30日

the Wicker Man

『ウィッカーマン』を見た。ずいぶん前に見た気がしていたのだけど、多分初見だった。

物語はイギリス、恐らくアイルランド辺り。通常の世界から完全に切り離された小さな島の物語。島では独特の古い宗教が信仰されていて、そこに行方不明となった少女を探しに来るイギリスの警官の物語。

確かにいるはずなのに、島民は少女の存在を否定する。島の道徳観は独特で、若者は誰かれ構わず野外でセックスする。クライマックスの収穫祭も極めて禍々しくて魅力的。何だか愛する柏木ハルコの『花園メリーゴーランド』を思い出した。

出演しているクリストファー・リーも独特の存在感でさすが。何と言うか、本当に気持ち悪い。全体に漂う「閉じられた世界での異常な出来事」も薄気味悪くて良かった。

音楽もすごく良かった。アイルランド民謡とアシッドフォークが合体したみたいな楽曲は、サイケ感満載で心に染みた。下のYOUTUBEは宿屋の娘が警官を誘うシーンで流れる曲。変なダンスとかして爆笑したんだけど、曲は本当単なるサイケ。歌詞も爆笑。

ニコラス・ケイジ主演にリメイクは映像を少し見た限り、元に忠実そうだけど何だか見る気がしないなあ。

2010年1月22日

何故かジョニー・デップ祭り

ここの所、ジョニー・デップの映画を何故か沢山見ている。『ギルバート・グレイブ』、『フェイク』、『シークレット・ウィンドウ』、『クライベイビー』を見た。

ジョニー・デップは演技もうまいし格好良いと思うのだけど、映画は何だかイマイチ面白くない気がするのは俺だけだろうか。何本か面白いのもあるのだけど。

今回見た中では『クライベイビー』がダントツに面白かった。監督はジョン・ウォーターズ。なので面白いに決まっている。とにかく最初から最後までブラック過ぎて爆笑した。

『ギルバート・グレイブ』もなかなか面白かった。映画的なメタファーが分かりやすい映画で、映画らしい印象を受けた。更に面白くなりそうなのが残念だけど。デカプリオは何本か見ているけど、どう考えてもこの映画が一番良い演技だった。

その他二本はまあそこそこだった。ギリアムの新作や、ティム・バートンの新作も見たいなあと思うけど、どうも劇場まで行って観る気がしない。

2010年1月 8日

アバター

ジェームズ・キャメロン久々の新作、『アバター』を観てきた。3Dバージョンを観た。3Dだと300円も割高なのね。渡されたサングラスはレイバンのウエイファーラーを更にデカくしたみたいな形で、ブルース・ブラザーズみたいだった。しかも帰り際サングラスを回収された。

物語はものすごい単純で、最早覚えていない。何となくネコ科の顔をした青くてデカい動物が、ものすごい戦うってことくらいは覚えている。実写パート、CGパート、実写+CGパートがぱっきりと分かれていたのでCGパートがよりゲームのムービーに見えた。ものすごいクォリティだったけど。

そう、ものすごいクォリティ。この映画、技術の博覧会みたいだった。例えるなら、InterBeeとシーグラフが合体して、ハリウッドに行っちゃったみたいな感じか。本当よく出来ているし、軍事ものをよく研究していそうなヘリのデザインとか格好良い。CGパートの草や木はどう見ても、『ナウシカ』と『もののけ姫』を足してアメリカ人独特の変なリアル感を余計に入れちゃった、みたいな感じであった。好きなんだろうな宮崎アニメ。

ただ肝心の映画らしさみたいなのが全然ないんだよね。3時間飽きずに見られたのだけど、どうもフォーマットに則って製作されていると言うか、映画らしい味がない。『トランスフォーマー』とかもそうだったけど。

そうそう、3Dって初めてだったんだけど、何てことない『キャプテンEO』だった(懐かしい)。最初は飛び出してる!って思ったけど、途中から慣れちゃってドンドンどうでもよくなって、逆に普通の画面で見たかった。ニュースで今年から3Dテレビが発売されます、とか言っていたけど飛び出したからどうだって話だ。